将来はグローバルな場で仕事をしたいという目的を持っているという方は、国内で勉強をするだけではなく海外へ留学を計画しているという方も少なくありません。ただ海外の大学で勉強をするということは、多額の費用がかかってしまうことに悩んでいる方も多いため、大学の学費が無料となる10カ国を選択する方が増えてきています。
大学の学費が免除になる10カ国はノルウェーにスウェーデン、フィンランドやデンマーク、ドイツやオーストリア、フランスにギリシャ、ポーランドにスロベニアとなります。各国のそれぞれの特徴や外国人留学生がその国で学ぶ上でかかる費用面なども詳しくチェックして、留学先を選ぶことが重要です。
まずリストの中でもヨーロッパを中心とした大学が多いのは、EUという他の国々にはない特殊な環境とヨーロッパの教育に関する考え方からくる事が大きいとされます。ノルウェーは日本と同様に公立大学と私立大学があり、公立大学の場合は授業料は無料です。しかし私立大学の場合はその他のEU加盟国と同等程度の授業料が必要となります。
一般的に外国籍の留学生が自国の学生より授業料を多く払わなければ行けないのに対して、ノルウェーの私立大学では自国の学生と同等の授業料を収めるシステムです。ただしノルウェーは世界でも有数の物価が高い国の一つなので、学費が無料であっても物価の高さから総合的な面で費用がかかる可能性があることを理解しておきましょう。
スウェーデンは40個の大学があり、教育レベルは世界でもトップレベルです。学位の数も約900あるなど、しっかり学びたいという学生にとっては優れた環境でもあります。授業料はスウェーデン国内およびEU加盟国に永住権がある人ならば無料となり、永住権がある人にとってはかなり安く、学べる環境といえます。
フィンランドもスウェーデンと同様のシステムで授業料がかかりませんが、交換留学生制度が設けられておりフィンランドの大学と交換留学を提携している大学からは無料で留学をすることが可能です。日本の大学を経て海外のスクールで勉強したいという方にとって非常に魅力的な場所といえます。
そしてドイツは海外からの留学生に非常に人気の高い国の一つで、公立大学であればEU加盟国の人やそうでない人でも授業料がかかりません。これはドイツにとって教育は商業的であるべきではなく、経済成長と福祉充実への誰もが持つべき権利であるという考えから関係しています。こういった面から日本から登録をするという学生は少なくありません。