海外の大学に留学をして学士の学位を取得したいと考えているけれど、費用の面で困っているという人もいるかも知れません。そのような場合には、海外留学の奨学金が使えるJASSOの海外留学支援制度を活用するという選択肢を検討してみるのも1つの方法です。JASSOは独立行政法人日本学生支援機構の略称で、この団体は学生向けに奨学金事業や留学支援などを行っている文部科学省所管の団体です。
世界的な感染症の流行が気になる昨今ですが、2022年度の場合も海外留学の支援制度があるので関心がある場合には確認をしてみることをおすすめします。2022年度のJASSOの学部学位取得型の海外留学支援制度の情報が公開されたのは、2021年の9月1日のことでした。そして応募書類の受付も、同月の6日から翌月7日まで行われていましたが現在では終了しています。
書面審査や面接審査も2022年の1月に行われていて、採否の通知は3月に行われる予定です。申し込みをする際には、学位応募システムというオンラインで登録をするシステムから手続きを行う必要がありました。また期間を過ぎてしまうと、応募できなくなってしまうため注意が必要といえます。支援を予定している人数は事前には決まっていなかったようです。とはいえ2021年度の場合には、45名の採用があったことは参考になるかも知れません。対象となる国や地域は、対象となる大学のある諸外国となっています。支援を受けられるのは原則として4年で、期間の延長などはできないことは知っておきたいところです。まただれでも利用できるというわけではなく、資格要件を満たさなければなりません。
例えば留学期間が終わったあとも国や社会に貢献する意思がなくては要件に当てはまらなくなってしまいます。JASSOの海外留学支援制度の奨学金は、2021年度の場合には月額118000円から59000円までで、地域や国によって異なっていました。また授業料は1万米ドルまでは実費で、それ以上になると予算の範囲内で追加支給されることもあるのだそうです。とはいえ上限も決まっていることは押さえておく必要があります。2023年度のJASSOの海外留学の奨学金に関してはまだ募集が始まっていません。例年通りであるならば、2022年の9月には募集が始まると考えられます。もし今後、希望する場合には募集要項が発表されたらチェックするのがおすすめです。